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セキュリティ講座 あんしん博士

Vol.2 泥棒の侵入手口


 泥棒はプロです。
まさか。。。と思うような時間、場所から侵入してきます。
実際に空き巣の被害が多い時間帯は朝8時前後。子供が学校に、夫が会社に出かけた後の奥さんのちょっとしたスキを狙われるのです。  

 TVや雑誌・新聞などのマスコミで、ピッキングによる被害が取り上げられますが、泥棒がよく狙うのは実は窓で、普通のガラスであれば、窓の掛け金付近のガラスをドライバーで割って、たったの20秒ほどで侵入してしまいます。
熟練した泥棒になると、破壊音もさほど立てずにガラスを割ることができるので、他人に見つかる可能性も低くなります。  

 ガラス破壊といってもガラスを割ってあけた穴から侵入するわけではなく、窓の掛け金(クレセント)付近のガラスを割ってクレセントを外し、窓を開けて侵入するのが泥棒の狙いです。

 泥棒の侵入手口のうち、55%はガラス破壊による侵入で、特に一戸建住宅に被害が多く出ています。
1階部分に塀や物置などの死角がある家が多いため、ガラス破りの現場を他人に見つかりにくいことが理由のようです。

侵入口は

 1.窓
 2.玄関
 3.ベランダ

の順に狙われやすく、ここをどう守るかが防犯のポイントです。

泥棒の侵入手口のベスト5は

 1.ピッキング(特殊工具を使用してカギを開ける)
 2.カギ破り(円筒錠やインテグラル錠をバールやプライヤーなどで破壊して開ける)
 3.ガラス破り(窓ガラスを割り、手を入れてクレセントを回して開ける)
 4.無締まり(窓やベランダ、玄関口の無締まりの場所を捜して侵入する)
 5.合鍵(玄関付近の置きカギを捜して開ける)

泥棒が侵入を諦めるケースとしては

 1.玄関や窓に補助錠が付いている。(ワンドア・ツーロック)
 2.警備システムが付いている。
 3.犬がいる。(吠える)
 4.面格子が付いている。
 5.近所の人にじろじろ見られる。

 人目につかない進入経路がある家や、長い間電気が点かなかったり、カーテンが閉じられたままだったり、あきらかに留守だとわかる家が狙われやすいようですが、玄関や窓から侵入しようとして、5分かかっても開けられないと焦りだし、10分以上かかると退散するという統計が出ているようです。

 泥棒の侵入を防止するには、ガラスを割れないように強化することも大切ですが、それより単純かつ効果的なのは、クレセントを外しただけでは窓が開かないようにすれば良いわけです。
泥棒の手が届きづらく、目に付きやすい窓ガラスの上の部分に追加施錠できる補助錠を取付けることが効果的です。
絶対に開かないカギは存在しませんが、開けるまでにいかに時間を掛けさせるか。良いカギになればなるほど解錠に時間を掛けさせる、ここにカギ本来の意味があるのです。

 また、ガラス破壊の際の振動や開閉に反応して警報を鳴らす振動センサーなどをガラス面に貼り付け、窓の外側から警告表示ステッカーが見えるようにすることで、事前に犯行をあきらめさせるというのも効果的かもしれません。

 補助錠や振動センサーではどうしても不安という場合は、大手ガラスメーカーが販売している「防犯ガラス」に取り替えるという手もあります。
「防犯ガラス」は、2枚のガラスの間に特殊樹脂膜を熱圧着させたもので、樹脂膜が破壊工具の貫通を防ぐ構造になっています。

 いずれにしても、安全のためにはまずしっかりと防犯対策していることを泥棒に見せつけることが大切です。


 

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